キッチングッツができました。

＊2024年3月25日追記　オリジナルキッチングッツは現在庫をもって終売することが決定しました。

ご愛顧くださりありがとうございました。

 

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一年かけて、オリジナルのカレー用のキッチングッツを作りました。

 

上品でおしゃれだけどハイスペック、を目指して一つ一つ考えて作りました。

一から金型を作ってもらったり、何度も試作品を見たりして試行錯誤してデザインしました。

素材もいろいろ考えました。

まず、ナイロンターナーは色にこだわりました。色は玉ねぎをここまで炒めてね！という合図の色です。

木にする選択肢もありましたが、色が安定的でないのと、腐食する恐れやカビてしまう可能性もあり、様々な方にお使いいただけるようにナイロンを選択しました。

ナイロンターナーも諸説あり燃やせば有害ですが、通常使用においては有害性は特にございません。

・玉ねぎの炒め終わりの色を出せて、色移りもしにくい点
・炒めやすいしなりがある点
・価格

以上より、今回はナイロンがベストの素材だと考えました。

 

1年かけて…本日…限定盤カレー用フライパン完成です…！

①24cm深型(場所をとらず玉ねぎが飛び出ない)
②ガス&IH対応
③熱伝導率が良い素材
④300万回の摩耗試験済
⑤天然木の持ち手
⑥白い塗装

上品&おしゃれでハイスペックを目指しました。フタとセットがおすすめです…！https://t.co/BX0rZH2D7m

— 印度カリー子 (@IndoCurryKo) July 9, 2020

フライパンについては、ふっ素もアルミも健康上問題はないのですが、過去に危険性が指摘されたため、現在も危険なイメージが残っている方が多いと思われます。正しく使用していただければ問題はありません。

もともと私は物理学科におりましたが、まさにこのテフロン素材（PTFE）をテーマにしている研究室に在籍していました。フライパンの他、燃料電池、携帯の基盤、Wi-Fi、自動車のフィルターなど今はありとあらゆるものに使われている素材になります。

私もずっとこの素材のフライパンを使用しています。

・ステンレス→こびりつく（油が多量必要）、高価
・鉄→お手入れが大変（上級者向け）、トマト等の酸に弱い

という点から、スパイスカレー初心者にも使いやすいアルミ合金のふっ素加工がベストと検討しました。

各素材にはいろんな良い側面があることは理解しております。

いろいろ考えた上で、やはり私は多くの人に気軽に使ってもらいたい、価格の面も考えて、主婦の方、学生から、身体が不自由な人まで、悩みを解消するグッツにしたいという結論です。

また、私のレシピでは強火が多いですが、テフロン加工は中火以下の使用が推奨されています。

そのため、中火以下でも充分に玉ねぎが炒められるように熱伝導性が良くそこを分厚くして保温性も高いようにしました。

なのでこのフライパンを使うときは中火で大丈夫です。その点は、紛らわしくて申し訳ないです。

内面の加工は300万回の摩耗試験に耐えた今一番強いコーティングにしてもらいました。

 

 

 

そしてなんと言っても天然木の持ち手。これがいちばんのこだわりかもしれません。

玉ねぎを炒めるのが苦痛で…この時間が…という人が割といらっしゃることを知っておりました。

炒めやすさや焦げ付きにくさはもちろんですが、その間の時間が気持ち良くなるような時間になるためにはどうすればいいか考えました。

結果、フライパンの持ち手がずっと握っていたくなるような形や素材だったら…という発想の元、製造に詳しい方にヒアリングして素材を探してもらい、理想的なフォルムを妥協せず試作してもらいました。

最終的にフライパンとガラスパンカバーの持ち手はどちらも天然木に落ち着き、一つ一つ風合いが違うのと、炒めているときにずっと握っていても幸せになれるように、触った時に優しい気持ちになれるような形に仕上がりました。

機能性を追い詰めたように見える一方で塗装が白なのは最後まで議論になった点です。

白だと汚れやすいという意見が根強くありました。実際、フライパンコーナーに行くと黒や青が多いのが現状です。

でも、可愛いのといえば・・・白。

そこだけは可愛さを優先してしまいました。

汚れたらすぐに優しく擦ってあげたり、クレンザーや重曹で磨いていただければ幸いです。

 

私も、パール金属も真摯に検討し続け、妥協はしていません。

いろいろな想いを持って作ったつもりです。もっともっとこだわった点はたくさんあります。

使っていくうちにお気付きいただけたら幸いです。

 

完成した今、皆さんに愛して使っていただきたいという一心です。

 

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